【作品紹介】ブーン系入門にぴったりな作品を独断で紹介するようです。
ブーン系に興味を持ってくれた方々、ようこそ!!
正直何から読んだって自由なのですが、でもやっぱりとっつきやすいものから読みたいですよね。
とりあえずまずはこれを読めばよろし。という作品を勝手に見繕いましたので、是非ともブーン系に触れてみてください。
こわくない、こわくないよー。
<長編>@オムライスさん
(@以下はまとめサイト名)
元ネタありの作品ですが、元ネタを知らなくても楽しく読めました。漫画的表現はブーン系の強みでもあるのでやはり親和性がグッドです。コメディからシリアスまで様々な展開が色々な感情を生み出してくれる良作。
驚きなのは、この作品が”乗っ取り”(第三者がこのタイトルを掲げたものの、書かずに逃亡⇨通りかかった作者がその場で書き始めた)なのにこのクオリティであること…いやぁ流石です。
タイトルの印象に反して、これはとある少年の成長を描いた物語。グッとくるシーンと笑える場面の采配が本当に上手です。
<中編>@ブーン文丸新聞さん
紅白で優勝を飾った作品。家で読むことをおすすめします。自分は顔がグッシャグシャになりました。登場人物それぞれの想いが心に響く。そして涙している。読み終わった後はひとり考えてしまうことでしょう。そんな素敵な作品です。
<短編>@ブーン芸VIPさん
絵本チックな物語は、大きくなって読んでも良いものですね。サクサク読んでいたと思ったら、なんか頬が濡れてた系の作品。こういう短編を読み漁れるのも、ブーン系だからこそなのかも。
<短編連作>@ブンツンドーさん
ブーン系ならギャグを見ないと!この作品はギャグ界屈指の短編集で、端的に言うとまじ超面白い。
主人公の背後霊モララーさんが目の前で飛び交うボケの数々に淡々とツッコミを入れていく。疲れている方はこれを読んで笑ってほしい。個人的には4話が一番刺さりました。
<短編>@BoonStyleさん
テンポ良く笑える一話完結の短編作品。ミニラノベ合作での作品なので、描かれた絵から物語を作っています。綺麗な挿絵とのギャップがまた面白い。まさか描き手の方もギャグで使われるとは思わなかったに違いない。個人的にはオチが好きです。書籍じゃないからこそ成り立つフランクな短編をお楽しみあれ。
<短編連作>@Boon's Beautiful Harmonyさん
粋でいなせな侍の物語でぃ。読者がスレ中でも言っていた通り、水戸黄門的な王道展開が見ていて気持ち良い。侍の心意気に心打たれること間違いなし!読み終わった後には、いい風を感じられそうな作品。
…のリンクを貼ろうと思ったら、まとめサイトである7x(ななばつ)さんのページが見れなくなっている?!!
(追記)ありがとう、Boon's Beautiful Harmonyさん。あなたのおかげでこの作品を読むことができます。リンク更新しました。
ちょ、ちょっとまちねぃ…。
取り急ぎまとめサイトではないけれど作品が読めるところを探してきました。↓
が、ううん、残念。今後おすすめしようとしていた作品もここにいくつかあったのです…ぐぬぬ。
ネットの海に本棚があるゆえに、こういうことがあるのがブーン系の難点とも言えます。ヤフーブログのサービス終了の波もありましたね〜…。ブーン系は、ある意味生ものなのかも。読めるうちに読んでおくのが吉ですね。
<中編>@オムライスさん
いわゆる姫騎士系。王道を突き進むロマンスが読み手を惹きつけます。ブーン系一話完結の作品としてはまあまあの長さですが、サクサクと読めるのでおすすめです。ブーン系は、御伽噺や絵本のような世界観のお話が結構あります。大人になると読まなくなってしまいがちな物語も、手に取って見ればあなたの世界を綺麗に彩ってくれるかも。
<中編>@ブンツンドーさん
大ブン動会で優勝した作品。泣けます。読んだ後にタイトルにグッとくる。登場人物の心情が丁寧に描かれていて、とても綺麗なお話だと思いました。とにかく読んでみてください。読後の澄んだ心地を是非味わっていただきたいです。
<短編>@3分でできる即席ブーンさん
バチバチに王道の恋愛もののオムニバス?形式の作品。ツン荷台といえばこれ。
恋愛青春もので泣いちゃった自分はもしかして相当涙もろいのか?登場人物たちの切実な感情が流れ込んでくるのです。あと作者の苛烈なツン愛も…。
少年少女から熟年夫婦まで、長い一本道の中で広がる様々な恋模様。普段恋愛小説を読まない人でもきっと楽しめます。
ちなみにmesimarja さんでもまとめています。7xさんでも読めたんです…。
<中編>@ブンツンドーさん
大ブン動会準優勝作品。ギャグかつ、読者参加型。いや、これに関しては作者と読者でのバトルが繰り広げられていたような…。逆転裁判をチラッとでも知っている人はなお楽しめる作品。読者も考えながら物語を追っていこう。小気味良いギャグと飽きさせない展開。事件そのものもきちんと作り込まれている素晴らしい作品です。
<長編>@ブーン芸VIPさん
超人気作者さんの代表作とも言える超人気シリーズです。ここで紹介しているいくつかも、実はこの”あな本の人”の作品。
ブーン系読者の10人中8人がおすすめするんじゃないかというくらい、有名かつ人気の作品。文章もとても読みやすく、キャラクターひとりひとりに親しみが持てるので、ブーン系に初めて触れるのにはとても良い作品です。素敵なことに後日談やスピンオフもちょくちょく出ていて、その度に読者を魅せてくれます。
なんだか結構挙げてしまった感じですが、ブーン系の作品の数を考えたら相当絞った結果です。なお、短編などの分類はかなりテキトーですので悪しからず。
あと、お気付きの方も多いかと思いますが、ブーン系作品は基本タイトルに「ようです」をつける風習があります。検索で便利なんですよ。
どれも作品そのものが短いか、一話一話で楽しめるものなので読みやすいかなーと思って選びました。長編作品でも読み手を惹きつけ離さないので、気づいたら読破しているのではないかなと!
今回は、とにかく読んで!ということでパッパと列挙してしまっていますが、どれもこれも私のお気に入りの作品。できればあれこれ語りたいのです。頃合いを見て作品ごとに取り上げて感想などを書いていきたいなーと思っております。
今後の記事でも、作者ピックアップ、ジャンルピックアップなどでおすすめを紹介したり、作品のレビューをしたりしていきたいと思います。
言わずと知れた超人気ゲーム実況者『2BRO.』とは!!
2BRO.さんについては知ってる方も多いかと思います!大好きです!!
僭越ながら私からも彼らについてご紹介させていただきます。
youtubeチャンネル”兄者弟者”でおなじみ チーム2BRO.とは?
こちらのyoutubeチャンネルを運営している方です。
メンバーは兄者(あにじゃ)さん、弟者(おとじゃ)さん、おついちさんの3人。
兄者さんと弟者さんは実の兄弟です。
登録者数は2021年1月現在、なんと300万人近く!
2020年で10周年を迎えた、皆に愛されしゲーム実況者さんです!
とりあえずメンバーについてざっくり()と紹介していきます。
弟者
兄者弟者のチャンネルのメインキャスト(?)で、イメージカラーは赤。
彼らは顔出ししていないので、アイコンになるキャラクターがいるのですが、弟者は赤髪と顎髭がチャームポイントのキャラデザとなっています。スーツの襟の缶バッジがかわいい。
あの大御所声優、大塚明夫さんにそっくりなダンディな声と朗らかな人柄で人々を魅了するゲーム実況界の大スターです!
得意なゲームはFPS系で、CoDやタルコフなど、銃等を使って敵を倒すタイプのゲームがとってもお強い!
苦手なホラー系のゲームもリスナー(視聴者)を楽しませるためにやってくれるのですが、追い込まれた時に発する独特な叫び…通称”弟者語”は必聴。ホラー系でも武器を持てるとわかると強気になるのが個人的にツボです。そして実際強い。
また、彼の二つ名はフラグメーカー。死亡フラグやら色々なフラグを立てては秒で回収するおもしろスキルを持っています。
弟者さんの持ち味はそれはもうたくさんあるわけですが、特にゲーム中の穏やかな態度や優しい人柄がファンの心を鷲掴み!ただし身内に対してや特定の条件下ではゲス中のゲスに変貌します。そこもまた彼の大きな魅力と言えるでしょう。
おついち
兄者弟者のサードマン。動画編集担当でしたが今はガンガン動画にも出演しています。イメージカラーは緑。アイコンは後ろに縛った緑髪とヘッドホンがチャームポイントのキャラデザです。
元々、おついちTubeというチャンネルで一人で活動していましたが、TEAM 2BRO.の第三の男として仲間入りしたそうな。(おついちTubeは今も絶賛活動中です。)ソロチャンネルでは、一つの作品を大事に遊び尽くすおついちさんのゲームスタイルが存分に表れています。
そしておついちさんといえば、ウィッチャー。おついちさんのウィッチャー愛は本当にすごい。おついちさんのことを知りたいという方は大長編ですが見てほしい動画です。
アイテム収集やスキル編成をコツコツやっていく系が好きなようで、そういった傾向のゲームが多いです。逆に弟者さんが好むパーマデス、ローグライク系といった、「死んだらアイテムやキャラまで失う」タイプは心の底から嫌な様子。お気持ちはとても分かる。
ちなみに彼は現在40歳!!全然そうは見えない!弟者さんは30歳なので10歳差なのですが、年齢差を感じさせないフランクな関係が素敵です。弟者語を文字に起こせるのは彼の特殊技能であり、動画編集においては必須スキルと言えます。
そんなおついちさんと兄弟は、趣味のサバゲーをきっかけに出会ったそうな。
兄者
TEAM 2BRO.の司令塔。みんなのお兄さん。そして個人的な推し。イメージカラーは青。アイコンは、オールバックの青髪にサングラスがチャームポイント。飴ちゃんを持っているのもお茶目なところが出てて素敵。
クールで知的な印象と、お茶目でやんちゃな少年のような一面のギャップが魅力のお兄さん。弟者さんの実兄で36歳。兄者弟者のチャンネルはもちろんのこと、兄者のゲーム事務所 通称兄ゲーという個人チャンネルでも活動しています。
兄者さんは車やバイク、戦車飛行機と、とにかく乗り物が大好き!そういったものを前にすると、まさに少年のごとくキラッキラの表情になっているのが見えなくてもわかる程です!
兄ゲーは、かなーりの長尺で気まぐれにライブ配信するスタイルが多いです。深夜帯は特に、配信がリスナー達の子守唄となっていく…。
兄者さんの配信で特に人気が高いジャンルの一つはシム系。国を築いて統治したり、物流や農業シミュレーションをあーじゃねこーじゃね言いながらのんびりやっていくゲームは見ていて本当に癒される…。キビキビとタスクをこなし、無駄のない動きにかっこいいー!となる一方で、たまにテンションが高くなったりゆるーい感じになるのがなんとも人を惹きつけるのです。
兄ゲーお馴染みのレースゲームでは、ハンドルコントローラーを使用して本格的な運転によりレースに挑んでいます。走り終えた後の爽やかな笑顔が眩しい…。顔は出していないので見えてはいないのですが、不思議と表情が分かります。兄者さんは声に表情が乗るのです。そこも魅力!
このブログでは主に兄者さんの話をつらつらと書いていくことになるかと思います。きょ、今日は説明なのでこのくらいで…。
ここまでで、TEAM 2BRO.のメンバーの魅力の一部は伝わったでしょうか?(長い)
そもそも、ゲーム実況と聞くと、まずこういう風に思う方が多いのではないでしょうか。
「他人がゲームやってるの見るだけなんて、面白くないんじゃ?」
あなたもそう思いますか?確か私もそう思ってました。
が、
それは、誤解ですッ!!
彼らのモットーは、PLAY WITH US <共遊>
2BRO.さんの動画は、観ている我々も一緒に遊んでいるかのように楽しめる工夫が多くなされています。
何より、彼らは観ているだけでこちらまで笑顔になるくらい、ゲームを本気で楽しんでいます。元気をもらえるんです!
ゲームが好きな人もそうでない人も、まずは騙されたと思って見てみるべし!
以上、2BRO.さんに興味を持った方は是非とも各チャンネルを覗いてみてください。
今後は主に兄者さんの動画や兄者さんのここが良かったあれが楽しかったと語る記事ばかりになると思いますのでご了承ください。あとは沼用おすすめ動画をご紹介できたらいいな。
と言うわけでみなさん、2BRO.沼にハマりましょう!
ブーン系って何?食わず嫌いはもったいない!まずは知って欲しい。な記事
ブーン系とか初めて聞いた?まずはざっくり説明いたします。(短いとは言ってない)
そもそもブーン系とは?
まず一言で言うと、ブーン系小説とは、AA(アスキーアート)を用いた小説のこと。主に2ちゃんねる(5ちゃん)の掲示板上で書かれています。
AAとは、( ^ω^)とか、記号で作る絵のことで、とりあえず顔文字と考えて差し支えなし。
紡がれた物語は、投稿されるものをリアルタイムで読むこともできれば、有志のまとめサイトに保管されているものを読むこともできます。最初はまとめられているものを読むのがおすすめです。
ふーん、とりあえず物語の一形態ってことね。じゃあ読むわ!
というフットワーク抜群な方もいらっしゃるでしょう。それもヨシ!
習うより慣れよ。「ブーン系 まとめ」で検索すればたくさんの作品と出会えますし、今後こちらでもおすすめを紹介していく予定ですので、気になったものから読んでみてください。
うーん、手を出すには分からなすぎる…。
なんて慎重な方も多いでしょうか。よければもう少しご紹介するのでお付き合いください。
そして途中でも、少しでも読んでみたいと思ったらこの記事とかどうでもいいのでとにかく読んでみてください(早口)
ブーン系の特徴・魅力をご紹介
ブーン系…その世界はとっても広くて深いのです!
AAを使った小説がブーン系。なので、その中身はアクション、ギャグ、ミステリー、料理、ホラー、恋愛 etc…
本屋で売っている小説と同じように多様な物語のカタチがあるのです。まぁなんなら、本屋では買えないタイプの物語もあるのですよ。ふふふ。
では、そんなブーン系の最も大きな特徴、魅力を挙げていきましょう。
その① スターシステム
ブーン系最大の特徴と言えるのがこのスターシステム。
手塚治虫やCLAMPの作品でも使われている手法らしいですね。辞書的な説明はリンクを貼っておきます。
ブーン系においてのスターシステムをざっくり説明するならば、同一のキャラクターが作品を跨いでそれぞれの物語に登場する、という感じ。wikiの記述の中では、ドラマや映画の俳優のそれに近いです。
花沢類とルパン3世と坂田銀時を同じ人間がやっていたりしますよね。それです。(雑)
この場合、彼が小栗旬さんだということは知ってるけれど、作品の中ではそれぞれの役として自然と受け入れているわけですが、実はブーン系を読む上でこれが結構大事です。
というのも、ブーン系においては役の振り幅がえぐい。例えば、(´・ω・`) ⇦通称、ショボンの今まで見たことがある役柄を少し挙げてみましょう。
小学生
バーテンダーの青年
涙
筋肉隆々の大男
猫
まんじゅう
サラリーマン
…自分が初めてブーン系を読んだ時、彼は幼い少年でした。
次の登場でも、少年でした。
でも次の登場では、ムッキムキの大男でした。いやー、あの衝撃ったらもう。
先に知っておくとショック(?)を受けないと思います。むしろこんなところも楽しんでいただければ。
とはいえ、俳優でもありますが、AAそれぞれにもある程度のキャラ付けがあります。この人はクールで物静かな役が多い、みたいな。先ほどショボンの役の例にバーテンダーを挙げましたが、発祥の関係もあり、割とその設定はメジャーなのです。
キャラの把握を前提とした作品も割とあるので、徐々に覚えていくとより楽しめます。機会があればこの辺も記事にしたいですね。
その② 掲示板等への投稿ならではのスタイル
書籍ではないからこその物語の紡ぎ方は、ブーン系の大きな魅力です。
ブーン系のメインフィールドは掲示板。このフィールドを上手に使った作品がたくさんあります。よくあるのが、読者の参加による盛り上げです。これは作者と読者、まとめサイトの方が一体となって1つの作品を作っていく、とっても素敵な手法なのです。
掲示板による投稿なので、当然読者も書き込みが可能です。ギャグ系の作品や、作風が独特すぎる作品ですと、物語のツッコミ所で読者がうまくツッコミを入れることでさらに面白くなる場合が多くあります。
作品に応じて読者のコメントを取捨選択して盛りこむというのが、まとめの方の腕の見せ所の一つ。作品のまとめ方でその物語への感想が変わってくるところがまた面白い!(ありがたいことに、コメント有無で別々にまとめて頂けることもあります。二度美味しい。)
文字通り、読者参加型で書かれるものもあります。安価型と言われるものがメジャーな手法です。読者からお題をもらったり、主人公の行動や展開が読者の書き込みで左右したりと、リアルタイムの書き込みで進行していく物語は、書籍ではなかなか味わえないものだと思います。
この場合、”ながら”という、その場で物語を考えながら書き込んでいくスタイルになるわけですが、ながらとは思えない完成度には毎度本当に驚かされます。
また、掲示板というある種無法地帯的な場所だからこそ輝ける一部の”天才”たちの存在もなかなか衝撃的で、楽しい。ブーン系の”カオス”というジャンルで活躍する人たちについては後々…。
その③ 祭がある!
ブーン系には、古株と新参の垣根も、作者と読者の垣根もない!!
不定期に開催される”祭”は、みんなでブーン系を盛り上げていくイベントです!有志の方々によって、色々な祭が開催されています。
ざっと紹介すると、こんな祭があります。
・決められたテーマを題材にした物語をみんなで描いてみよう!というタイプ。例えば何度も開催されている”百物語”は、定番の夏のホラー小説イベントです。
・投稿された絵の中から挿絵を選び、それに合わせて小説を書くのが通称ラノベ祭。描き手と書き手のコラボが熱い!
・チーム対抗等で作品の評価を競うタイプ。紅白での戦いなどは控室での作者同士のやりとりも面白い。
ブーン系は読むことから始めるのが大半でしょうが、そのうち創作意欲にかられた際には是非とも書くことにもチャレンジしていただきたい。ブーン系は書くことのハードルが書籍よりも遥かに低いというのも魅力だと思います。
祭の紹介も別の記事でやりたいと思っていますので、乞うご期待!
その④ 表情豊かなキャラクターたち
その①でもお伝えしたように、ブーン系では、さまざまなAAを登場させて物語を進行させます。ちなみに主なキャラクターたちはこんな感じ。名前とかは適宜物語に馴染むよう変えたりもします。
ブーン系ではこのAAたちの表情が視覚的にわかるので、まさに漫画を読むように文章を読むことができる、というのが魅力です。ブーン系”小説”と謳ってはいますが、厳密な分類では小説とは一線を画すものなのかも?
ともかく、ブーン系では大きく、普通の小説のような書き方のパート”地の文”と、セリフパートが合わさって出来ています。(片方に全振りのものもあります)
セリフパートでは、いわゆる台本書きのような形式になるのですが、ここに”表情や動きを加えることができる”のが大きな特徴です。
ドユコト?
テキトーな例をあげていくならば…。
上記の話をブーンこと内藤ホライゾン君=( ^ω^)に説明させる描写をするとしましょう。
ーーブーン系について皆に説明しなければならない。突然の任務に内藤は緊張していた。
恐る恐る舞台に上がる。なるべく観衆を見ないように顔をあげ、話し始めた。
( ^ω^)「これから、ブーンが説明いたしますお」
こういう感じです。文章そのものがあまりにも拙いという点についてはご容赦ください。
伝えたいのはつまり、この、ブーンの表情を作者の裁量で動かせるというところなのです。どういうことか言うと…
ーーブーン系について皆に説明しなければならない。突然の任務に内藤は緊張していた。
恐る恐る舞台に上がる。なるべく観衆を見ないように顔をあげ、話し始めた。
( ;゚ω゚)「これから、ブーンが説明いたしますお」
文章は全く同じですが、内藤の緊張具合が全然違って見えませんか?
こういった表現によって、読者に視覚的に伝わる心理描写を入れることや、逆にあえて表情を隠したりすることで意味深な表現をすることもできるのです。ドラマや漫画、アニメでの心理描写に近い表現がくみこめると言うことですね。
こういった表現方法も、ブーン系特有の魅力だと思います。
純文学?というのか、文学的な表現の美しさはこの形式では損なわれてしまうのかも知れません。あくまでブーン系というのは”物語”を楽しむツールなんじゃないかなと個人的には思っています。
中には地の文が大半または全部を占める小説もありますので、そういった楽しみ方をしたいという方にも作品を紹介していけたらいいなと思います。
ブーン系、面白そうだなって思って頂けたでしょうか。
今後の記事では、初心者おすすめの作品や作品を探す方法について紹介したいと思います。また、自身のお気に入りの作品紹介・レビューもしていきます!